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大学4年の時に全日本新体操選手権大会個人総合優勝を果たし日本一を獲得した彼が、新体操で培った柔軟性や身体能力を活かした、独自の表現力で生み出す作品はまさに唯一無二。
弓のようにしなる身体柔らかさ、動きはダイナミックなのになぜか足音一つも感じさせず、まるで空気の中で踊るようなボディコントロール、そして一つ一つの動作の美しさは他に真似出来ない、彼にしか生み出せないものだろう。
そして、彼の振付は、音楽に乗っている繊細な音、微かな空気感、抑揚を見逃さず、それを踊りの中に落とし込む。
レッスンでも毎回一つの作品を観ているかのような感覚に陥り、振付と踊りによる相乗効果を発揮し、音や歌詞に更にグッと引き込まれ、全てが一つになって心に刺さる。踊りの真骨頂はまさにこういう感覚を生み出す事ではないだろうか。何度観ても余韻を感じずにはいられない。
何か作品を観た時に、引き込まれすぎてその作品が終わったあと身体が動かず、少し時間が経ってから一気に拍手が起こる、そして胸がグワーっと熱くなる、言い表せない感動がどんどん押し寄せる。そんな経験はないだろうか?彼の作品や踊りは、まさにその感覚である。
普段は子犬のような可愛らしい姿が印象的だが、日本一の称号を獲得するまでの過程では、恐らく想像出来ないほどの鍛錬と修行を重ねてきたに違いない。そんな厳しい世界を経験してきた彼だからこそ、着実に彼のスタイルを確立してゆき、この先のダンス界を担う存在に成長していくと言っても過言ではないだろう。