Kai tomioka 富岡櫂 / CONTEMPORARY
Kai tomioka 富岡櫂
CONTEMPORARY
– Lesson comment –
フロアワーク、コンテンポラリーダンスのテクニック、そして、インプロヴィゼーションのエレメントを混ぜたコンテンポラリーダンスのクラスです。
どのように身体を最大限に動かしていけるのかを中心部と周辺部のつながりを意識しながらスパイラルの感覚に意識を向け、いろいろな角度から探っていきます。
フロアから立位まで試していくことによって、新たなムーブメントの域、道筋、パターンを発見していきます。
ダンスでは、自由な選択肢があることが必須です。
あなた自身の持っているアイディア、ムーブメント探究、そして、発展していけるようなクラスになっています。
クラスは、3つのセクションで成立します。
(1)ウォームアップ・セクションは、自分の身体の細部にまで意識的に動作を覚えさせ、それを更に深い意識下にまで届かせていきます。
身体の全てのパーツにその意識を覚えさせていくわけです。
(2)ウおームアップを繰り返し、そして個々のテクニックやアーティステイックなアプローチを自由に表現していく過程を学びます。
(3)最終セクションでは、今までのプラクティスを総合し自分の振付を完成させ、各々の身体を自由に使い動かす事への喜び、他のダンサーとのコミュニケーショを表現していきます。
ワークショップの後半では、カイの振付プロセスとその素材に焦点を当てます。カイの作品のレパートリーを学ぶとともに、カイが創作プロセスで用いるアイデアやツールを使って、素材を構築し発展させていきます。コンタクトや即興の課題を通じて、カイのアーティスティックおよび振付のアイデンティティ、そして彼を創作や身体表現へと駆り立てるものをさらに共有していきます。
– Profire & Biography(公演・活動・受賞経歴) –
【 Profire 】
日本とイギリスを拠点に活動するダンサー・振付家・教師。
現在、マイケル・ナンとウィリアム・トレヴィットの芸術監督のもと、BalletBoyz(バレエボーイズ)のカンパニーメンバーとして活動しているほか、ジョアン・クレヴィエ率いるスコティッシュ・ダンス・シアターにもゲストアーティストとして出演中。
日本では、金森穣の芸術監督のもと新潟のNoism1に3シーズン在籍し、
金森穣、森優貴の作品に出演するとともに、自身のオリジナル作品も創作・発表した。
これまでに、アクラム・カーン、マキシーン・ドイル、ハンネス・ラングロフ、ラッセル・マリファント、ソフィア・ナッピ、エマニュエル・ガット、アントン・ラッキー、ロセール・ロペス・エスピノーサ、クリストファー・ブルースなど、国内外の著名な振付家と多数の作品を共にしている。
近年は自身の振付作品にも力を入れており、日本とイギリスを中心に、作曲家アンドレア・バランシー・ベアンや工芸作家の鈴木舞との共同制作を重ねている。
三者による創作ユニットは、演劇、インスタレーション、映像といった多様な形式を横断しながら、ジャンルを超えたパフォーマンスの探求を行っている。
櫂は、日本とイギリスのコンテンポラリーダンスシーンをつなぐことに情熱を注ぎ、国際的な協働と文化交流を通じて、新しい芸術の形を築いていくことを目指している。
また、国際的なアーティストの交流を支援するプロジェクトベースのカンパニー「Key+」の共同設立者でもある。
2022年には、東京・恵比寿にて、日本と海外のアーティストが出演する2公演をプロデュースし、満員御礼の成功を収めた(大英ササカワ財団の助成による)。
また、サドラーズ・ウェルズとユニバーサル・ミュージックによる『Quadrophenia(クアドロフェニア)』の舞台では、アソシエイト・コレオグラファーを務めた。
ロンドンのセントラル・スクール・オブ・バレエにてダンス学士号(最優等)を取得し、現在は同校にて振付の修士課程にも在籍している。
教育者としても世界各国でワークショップやクラスを教えており、イギリス、日本、イタリア、インド、アメリカなど、幅広い地域でアーティストや学生に向けて指導を行っている。


