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event news 発表会:ニュース

先生対談《大村俊介×JuNGLE》LIFE WORKSというライフワーク

 

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──今回どのようなことがきっかけで、この公演をやろうと思ったのでしょうか?
 
大村俊介(以後S):えっと~、スタジオからやれやれと言われたからかな!(二人爆笑) というのは嘘で、もちろんそのプッシュがあったからというのもあるけど、40歳になって、自分で何かをやりたいなと思った。 そのタイミングが合ったんだと思う。
 
──このキャスティングを決めた理由を聞かせて下さい。
 
S:ただ単に ”その人のダンスが好きだから” かな。
 
──JuNGLEさんはこのオファーを受けた時、どんな心境でしたか?
 
JuNGLE(以後J):実はこの話が上がったのには、私が推したのもあるんです。 昨年、発表会に参加させてもらって、半端なやつがやるのも嫌だし、演出をするならシュン君かなと思った。 発表会とはまた違った所で「本気でステージに立ちたい!」という生徒さんがいれば嬉しいなと思ったのと、そういう人たちと一緒に私も踊ってみたいし、生徒さんたちにプロ中のプロたちと一緒に踊れる機会を作ってあげたかったというのもあるかな。 あとは、DANCE WORKSなら出来るかなと思ったのもある。
 
──発表会と公演の違いは? 一番力を入れるべきなことはどのようなことだと思いますか?
 
S:発表会は、目標として「作品を創る→完成」はい! これでOK! という感じがある。 もちろんそれ以外に得られる事も沢山あるんだけど、公演となると1個の作品だけでなく、舞台全体を一つとして意識しなければいけない。 全体の流れもあるし、発表会みたいに「ここはこうするんだよ! あ~するんだよ!」というよりは、自主的に自分達で食らいついてこないと出来ない事も沢山あると思う。 なんなら、こっちが与えられるだけ与えた後は「あとは自分達で膨らませてね! 自分たちでやるんだよ!」みたいになると思うので、先生と生徒という関係というよりは、”創り手”と”踊り手”という事なのかもしれない。 全員が”クリエイター”であり”アーティスト”としてやっていくものなんだと思う。
 
J:このオーディションは、スキル、ジャンル関係なく、受けたい人にはぜひ受けて欲しい。 ただ、絶対に受け身ではダメ。 発表会も私はそうしてるけど「はい、次の振りどうぞ~待ってますから。」って仁王立ちで待ってるク○みて~なヤツは本当にいらない。 自分達で周りの空気を見て動いて欲しい! あなた達より先輩はいっぱいいるから。 私達もそうやってこの世界で生きてきたんだよね。 ダンスの現場って、動かなきゃいけない事が本当に沢山ある。 もちろん、それを「やれ!」って事ではなく、自分で気づくことかな。 この公演を通じて、そういう事を感じてもらえたらいいなと思う。
 
S:うんうん。 すべて自主的な事なんだよね。
 
J:そう! このオーディションを受けに来て、合格して出演する人って、もちろん生徒さんがほとんどなんだろうけど、この現場では、皆が”1アーティスト”として接すると思うから。
 
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S:そうだね、俺も生徒という扱いはしないかな。 ダンサーであり、表現者として扱うと思うから、「ここで何かできる?」みたいな事もあるだろうし「好きにやってみて!」とかも全然あると思う。 自分が「こうしたいから今ここにいます!」っていう、ここにいる意味をぜひ考えて欲しい。この舞台を一つの通過点として考えてくれてもいいんだけど、先の事が見えてて、自分の事が分かってないと出来ないかもしれない。
 
──オーディションに挑戦しようと思っている方々に向けて、どのような姿勢で受けて欲しいと思いますか?
 
S:振付師やキャストにJAZZが多いから、JAZZの公演って見えるかもしれないけど、ジャンルは特にこだわってないんだよね。 あとはさっき言った「自主性」かな。 やる気がある子に来て欲しい。
 
J:そうだね、全く違うジャンルの生徒さんにもぜひ受けに来て欲しい。 やった事が無いブレーカーが急に来てJAZZダンスやってみたい! という子ももちろん大歓迎!!
 
S:ダンスに「これ!」という答えは全く無いから、その人が思うその動きを表現してくれればいいと思う。 美しくなければいけないわけでもない。 そこで生きててくれればいい。
 
J:何ジャンルのダンサーでもいいと思う。 ジャンルが違う人に振り付けるのも私は大好きだし、JAZZと思わずに本当に誰でも受けに来て欲しいかな。
 
S:俺だってJAZZの答えがまだ分からない。「 この曲が好きだからこの曲で踊る。」って感じだもん。 自分の事をカテゴライズしないで、何か感じたら来てくださいって感じかな。 身になっていく人って何が来ても対応できるんだよね! そこだよね、そこ!!
 
J:うんうん! 色んな人がいて欲しい。 カラフルでいいと思う!!
 
──お二人にとって、この公演をどのようなものにしていきたいと思いますか?
 
S:踊りが好きな人たちが”よりどころになっていけるようなもの”にしたい。 ダンサーって精神バランスが崩れる事が多いから、出る人も観にくる人も「あの公演が近々あるから頑張れる!」とか、「これがあるから上手くなりたい!」とか思ってもらえたら嬉しいかな。 なるべくこの公演は定期的にやりたいと思ってます。 毎回内容もテーマを変えてやっていきたいって思ってて、今回をきっかけに、自分のライフスタイルの一部にもしていけたらいいなぁという思いと、DANCE WORKSというスタジオでやらせてもらうという思いも込めて、このプロジェクト名を「LIFE WORKS」って命名したんだよね! これは公演名ではなく、あくまでもプロジェクト名です(笑)

 

 

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J:私がこの話を受けたのは、演出がシュン君っていうのもあるし、何十年も付き合いのあるこのDANCE WORKSでやる公演というのがきっかけだった。 昨年、発表会で作品を作って、自分も出演して、楽しかったし色々勉強にもなった。 そこで、生徒さんたちが本気で頑張ってる姿を、実は私達もスタッフも凄く見ていて、倒れ込むくらい死ぬ気で踊るような子達が本当に沢山いた。だから、この公演では、毎回のように倒れ込んで踊っている先生達と一緒にそんな本気のメンバーが加わり、素敵なダンスの公演をDANCE WORKSで一緒に創れたらいいなぁと思ってます。 DANCE WORKSでやる! という事が私の中ではかなり大きいかなぁ。 ぜひこの公演を通じて、DANCE WORKSでずっとダンスを続けてって欲しいと思うし、この公演に出る事がその人のステータスになるような、何かに繋がっていけるようなものになればいいかな。 ここから仕事に繋がるとかね!
 
──共に舞台に立つ方へ、「この舞台への心得」を教えてください!!
 
S:楽しいだけじゃない、共に苦しめる人大募集!! それが血となり肉となるし、強さにも本当に変わる事。 それが無きゃダンスって一生やっていけるものにならないと思うから、その苦しみを共に分かち合える人(慰め合いは1ミリもしないけど… 笑)に出会えたら嬉しいかな。 自分に厳しく、自分の糧となればいい。 もしかしたら凄い辛い事かもしれない!! けど、きっとみんな、ダンスが好きで、好きなダンサーがいて... その尊敬するダンサーは必ず皆そういう道を通ってきてると思うから、少しでもそういう事を共有できる人に出会えたらいいかな。 怖がらずに、受け身にならずに攻めの姿勢で。 守りはいつでも出来るから。 この”攻め”が大事!!! だと俺は思います。
 
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J:ダンス楽しい~! ってだけでは、ダンスに人生は表現できない。 やっぱり影のある、悲しい経験をした人が私は好き。 だからこそ素敵なんだと思うしね。 ダンスって楽しいけど、本当に楽しいだけでは無いものだと思う。その中のちょっとした事を「楽しい!!」と思えるのがダンサー!! リハーサルも大変だと思うし、違うジャンルも踊るだろうし、プレッシャーもあると思うけど、その中でちょっとした楽しみを見つけられるのも大事。 スキルがどうこうでは無い。 もちろん、スキルはあればいいとは思うけど、人として魅力が無いと無理だと思う。
 
S:まぁ、「楽しい!」の方向性は人それぞれで違うんだけどね。
 
J:そうだね。 一緒にいる時間が長くなると思うから、人としてどうかは大事かな。 目上の人だけに良い顔するとか、スタッフに対して酷い態度を取る人もいるじゃん。 それは本当に間違ってると思うからね。
 
──では最後に、オーディションに挑戦したい!と思っている方へメッセージをお願いします。
 
S:ユニットで誰かと組むとか、チームの仲間がいる事って本当に奇跡みたいな事だと俺は思う。 だから、公演メンバーが決まったら、ぜひこのチーム皆が”心が寄り添えるようなチームでいたい”と思う。 ちょっと違和感があったら絶対にダメ。 多分、この公演に関わるメンバーは全員同じ目線にあると思う。 こっちは演出です、あなたは演者ですという事ではなく、何でも伝えていきたいと思ってるから、普段言わない事も言うだろうし、注意の仕方も全然違ってくると思う。 苦しいかもしれないけど、得るものが本当に多い現場になると思うので、どんな状況にも一緒に立ち向かえる人達と本番を迎えたらいいなと思っています。 この時間は、自分の未来に対する投資だと思ってもらえたらいいかな。
 
J:とにかくいっぱいの方にオーディションに挑戦して欲しい! 好きな先生がいて、好きなスタイルがあるのはもちろん良い事だと思うけど、私は色んなジャンルを経験する事って長いダンス人生の中では凄く大切な事だと思うんだよね。 BREAKIN’も受けて欲しいし、POPも受けて欲しいし...そういうダンサーを育てるなら、自分も力になりたいなと思う。 そうやって頑張っている子達がゆくゆくはDANCE WORKSでクラスを持ったりね!! そういうチャンスにも繋がればいいなと思います。
 
ありがとうございました!!
お二人が最後に「厳しすぎる事言っちゃったかな??」と心配をされておりましたが、きっとダンスの世界で生きて来た人には凄く響くメッセージが沢山あったのではないでしょうか? 辛い道を経験した人にこそ、素晴らしい未来が待っているのだと、この二人の対談を聞いて感じました。 迷っている方はぜひオーディションにチャレンジしてみてください。 きっとその先には何か答えが見つかるはずです。 大村俊介さん、JuNGLEさん、貴重なお話をありがとうございました!!
 
interview&photo:ダンスワークス 鎌倉有希
 
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