【akihic☆彡×熊谷拓明 SPECIAL INTERVIEW!!】
2018年発表会「サプライぶ」の演出を務めたakihic☆彡さんと
発表会の話から、クラスの話まで、内容の濃いインタビューとなりました。
◉写真&Interview:笠井優香(DANCE WORKS)
スタッフ(以下ス):お二人の対談を始めさせて頂きますね!
一同:宜しくお願いします!
akihic☆彡(以下a):akihic☆彡です
熊谷拓明(以下熊):どうも、熊谷拓明です。
◆まず初めに、akihic☆彡さん去年発表会を演出した感想を教えてください。
a:今までDANCE WORKSの発表会に携わってきて、もう8回くらいかな?
結構ださせて頂いているんですけど、いろんな演出をやってる方達をみてきて、すごい大変そうだなっていうイメージが自分の中では強かったんですけど、僕は全然大変じゃなくて、むしろすごい楽しく、やりたいことをやらせてもらいました。やってよかったと思いました。
いい経験にもなったし、人前に立つことが好きで、喋ることも好きなので、自分が好きなことを存分にできた印象です。
そして、それを意外と生徒さんとかにも共感してもらって、先生方にも助けてもらったりとか、なんかこうみんながまた違った意味で一つになれた発表会だったなあって。
これは自分にしかできないんじゃないかなっていう風にすごく思えて、自分の中ではいい発表会でした。
ス:ありがとうございます!
◆では、熊さん今年の演出を引き受けた率直なお気持ちを教えてください。
熊:率直なお気持ちですか?まあ、ことの流れは、スタッフの方からお電話頂いて、「私の気持ちを熊さんに伝えさせてください」と言われたので、「そうですか、どうしました?」と言ったら「黒須先生が今年の演出は熊ちゃんがいいんじゃないかって言ってるんです」と。
いや、それ自分の気持ちじゃないじゃないか!と思ったけど(笑)、それは黒須さんの気持ちだね、と。(笑)
そんな冗談もありながらも、僕は発表会に全然参加してなかったというか、松田尚子さんのとき(2017年MUSUBI)は、作品は出さないで、ただ、皆さんの前で大量なおにぎりを食ってくれ、と言われて、それはまあやりますよ、と引き受けたんですよ。
あの発表会も久々に参加して、去年の「サプライぶ」は観にいったんですが、発表会に自分が参加するって全然思わないで観てましたね。
去年の発表会を観た感想は、生活の中にすごくダンスがある人が演出してるのっておもしろいなあと思って。
さっき言ってたように、喋るのも人前に立つのも好きっていうakihic☆彡くんが、自分の中ではダンスが大きな部分を占めているんだとは思うけど、いろんなことをやってたでしょ。なんていうか、ダンスに特化しないで、というか。
「僕だから」って言ってたように、ダンスの発表会だからっていうことじゃなくて、その人ができる色々なことっていうのが観れたような気がして、それが僕はすごく面白いなあと思ってみていて、今度からだんだんこういう風に演出っていうのがなっていくんだったら…、大変だなあ…っていう風に思ってて、
一同:爆笑
a:逆に?!笑
熊:色々可能性が広がると、それはそれで大変だよなって思って(笑)
SHUNさんもセリフを使ったりしていたし、今までの演出の方も、色々なことで皆さん大変そうだったんだけど、今度は違うレベルの大変そうっていうか、というのもそれは、akihic☆彡くんが楽しそうだったからね。
こうやって楽しみながら、色々なことをできるパワーを持った人が演出をやり始めると、次とかまた大変なんだろうなって、人ごとみたいに思ってたっていう。
それが、僕か!!(笑) と。
ス:まさかのオファーだったということですね(笑)でも引き受けて頂いて、ありがとうございます!
熊:はい。でもなんかどっかで思ったの。頼まれる内が華だな、と思って(笑)
a:そうですよね、本当にその通りだと思います。
熊:演出を引き受けるかどうか、考えることはあったけど、それはスケジュールのこととかで、あとは別に断る理由はないな、と思って引き受けました。
ス:ありがとうございます!!
◆今回の演出でやりたいこと・大事にしたいことはなんですか?
熊:ちょっとさっき言ったけど、僕は自分の生活の中にダンスがあるし、もっといろんな人が生活の中にダンスがあったらな、って思っていて。
ダンスっていうと、距離を感じる人は「踊り」でもなんでもいいんだけど、そういうものって絶対にあると思うんですね。
僕たち、踊りを仕事にしている人にとっては、ダンスが生活の中で持つ可能性をちゃんと広げていったりとか、提示していくのも仕事の一つだと思うんですよ。
だから、そういうことがみえる、ダンスを今まで続けてきた人も楽しめて、かつ、ダンスに初めて触れる人や、今までダンスをずっと見ていたけど、やったことはない人が、自分でも踊れる可能性があるんじゃないかっていう面を見せれるような努力はしようと思っています。
a:いいですね!!
◆では、お二人に伺いたいのですが、作品作りの上で、常に意識してることはなんですか?
a:去年は、尚さんに聞いて、JAZZやBALLETの方たちは、構成とかを、画としてみるっていうのを聞いて、すごく勉強になったので、自分もそう意識して作ってみようと思って、作らせて頂きました。
自分はとにかく、DANCE WORKSの発表会では、爆弾じゃないですけど、「はい、きました!」みたいな存在になれたらいいなってずっと思っています。色々な最高な作品が並ぶ中でも、個性がしっかりでていて、「akihic☆彡だね」って言われるような作品を作っていかなきゃいけないなって。誰とも被らない、それだけは意識しているかも。
例えば、gash!は、一緒にグループをやってたりとか、まあ、ゆってみたら、秋田から上京してきて、自分のところにレッスンにきてて、そこから自分が声かけて、2人でやるようになって、
熊:あ〜そうなんだ!!
a:そうなんですよ。で、Beat Buddy Boi(以下BBB)としてやるようになって、ていう流れがあるので、gash!的にもお世話になった先輩というか、もしかしたらダンス感を変えてくれた人、という風に思ってくれてるかもしれないと思うんですけど…というか僕はそうやって思ってくれてたら嬉しいなと思っているんですけど。
そういう中で、同じものをみてきているからこそ、被ってはいけないし、だけど、gash!は今BBBでリーダーとしてやってて、感じるものもあったりとか、いろんなものをみてきて、自分というものを作り上げようと一生懸命やっていると思うんですよね。
同じ匂いがするものが2つあったら、やっぱり比べられてしまうし、いろんな部分でマイナス面がでてくると思うので、僕は、発表会の作品の中で、誰とも比べられない、たった一つの存在のナンバーを作るっていうのは、意識してます。
今回も、使う曲も既に決めてるんですけど、たぶん、喜んで頂けると思います。やってくれたわ!って言って頂けると思います。
熊:まじっすか!僕毎回好きですよ。冗談でなく、毎回打ち上げのときとかに伝えてますよね。作品の創り方としてすごく尊敬しているから。
a:いろんなジャンルの先生方の作品から学ぶべきこともたくさんあるので、そういう作品をみて、そこで感じたものを自分のフィルターを通してちゃんとアウトプットするっていうのを、うまくできるようにはしています。
その中でも、発表会をやったときに、akihic☆彡がいてよかった、ありがとうって言ってもらえるような作品にはしよう、唯一無二の作品をつくれたらいなっていう思いでやってます。
あと、1番をとろうとしてますね。それは結構毎回掲げてます。一番よかった!って。
でもそれは競ってるわけではないし、皆さんのことをけなしているわけではなくて、全員が、コンテストで一位を獲るような気持ちでやってたら、ものすごい文化になると思うんですよ。なあなあにやるのではなく、みんなが一番とろうという気持ちで作品を作ってくれたらいいな、という想いも込めて、自分はコンテストにでてたときと同じくらい、結構本気で作ってます。
そこはやっぱり常に思ってますね。そこに加えて誰とも被らない、自分らしいものを作るっていうのは意識していますね。
熊:毎回見ていて感じますね。作品にでてるメンバーも、そういう振付師の意思みたいなのは、
きっと言葉ではないところで感じるんだと思うんだけど、そういうエネルギーがakihic☆彡くんの作品にはいつもあっていいなあ、と思うんですよ。
a:ありがとうございます!嬉しい限りです。
すみません、長々と…。熊さんはどうですか?
熊:自分が踊るときもそうなんだけども、1人1人の出演者のことを常に肯定してあげる振付をしたくて、答えが僕の中にあることをやらせると、ああ、先生みたいにできなかった、とか、人によっては今回のナンバーで足引っ張っちゃったなあ、って思う人もいると思うんです。でも、何かを演じてほしいんじゃなくて、あなたがあなたであるっていうことがどういうことか、っていう。
a:へえ〜
熊:個人がちゃんと自分を持って強くいてくれると、それぞれがそれに反応しやすくなる。僕の中でダンスってコミュニケーションだと思ってるから、そのコミュニケーションが作品の中で広がっていくことが見えたらいいし、僕もそういうことがみたいと思って踊っていますね。
色んな踊り方があって、色んな踊り方を尊敬しているんですけど、例えば、僕のなかでは、悲しいっていう感情で踊ってと言われてもなかなかそれをしないっていうか。
例えば悲しさを表現しようとすると僕の能力では、昔悲しかったこととかを思い返しながら踊らなきゃいけないんだけど、それって僕はあんまりみたくないんだよね。
目の前で誰かが過去の恋愛を思い出して踊ってるのをみても、あんまり気持ちよくは思わないです。それだったら今何を感じているのか、っていうのがみえたほうがよくて、そういう空気の中からその人が悲しい感じをピックアップできたら、それで踊ればいいんだろうけど、それって数秒しかもたないと思うんですよね。
その悲しいは次の振りにいくと、もっと違う感情がうまれたりっていう。
人間も、すごい口論してるときにたまに冷静になったり、「あ、こんなに喧嘩してるのに袖に米粒ついてたわ、ははは」みたいなことが、踊りの中で起こってきた方が僕はリアルだと思っていて、だから僕は常に自分でいる、とか正解を僕に求めないっていう感じで作品を創っていて、出演者同士でちゃんとぶつかっていく、と。
a:すごいっすね…!!
熊:いやいや…だから今回それをやりたいなっていうのがあります。
a:こういうジャンルだからできるんですかね?CONTEMPRARYだったりとか…
ストリートダンスだとそこまで人の感情がどうとか、なんかどちらかといえば楽しむじゃないですけど。
今のダンスシーンって結構アスリート化しているので、自由な感情だったはずなのに、自由じゃなくなってる部分もあるから。そういうのを、すって言えるのはこういうジャンルだからできるのかなっていう風に自分は思っちゃいますね。
熊:僕はあまりHIPHOPは詳しくないけど、みてて思うのは、たとえアスリートっぽくなっていたとしても、例えば、ランナーズハイとかがあるように、身体をそこにもっていく、ということにで芽生える精神的な上がったり下がったりがきっとあると思うんですよね。そういうことでいいというか、台本があってそこに振付するということではないから、身体が動いたこと、とか感情でもいいし、そういうことが積み重なっていけばいいかなっていう。
でも、たまたまCONTEMPORARYは苦しくなろうとおもったら、苦しくなる形になれば苦しくなれるかなっていうのがあるから、やりやすいのかもしれないけどね。
a:へえ〜すごい、なんかびっくりですね、自分の中では。
熊:そんなことを思ってます。
ス:お二人の考え方が全然違いますね。
a:うん、全然違う。でも、それでいいと思いますね。
◆自主公演をされたり、ご自身でカンパニーを立ち上げているお二人ですが、いろんな表現をダンスでできる場が多くなって、イベントや作品を出せる機会が増えてきた中で、WORKSの発表会っていうものはどうあってほしいですか?
二人:え〜難しいですね…
熊:WORKSのスタジオ自体がプロを目指す人のためのスタジオだし、今回6月から統合するのも、ダンスをもっと自分の生き方として築いていくためのお手伝いをしたいっていう思いがあるんだろうから、それが発表会でもみてとれた方がいいとは思う。
さっきakihic☆彡くんが言ってたけど、みんなが1番をとるつもりで作品をつくっている先生のそばにいて、作品に出るっていうことは、先生たちもダンスをやってる生き様みたいなのを、生徒にみせてあげるっていう、レッスン以上のレッスンのような気もする。
ただ厳しくしたり、押し付けるのはよくないと思うけれども、自分だったらどういう風にダンスで食っていくのかっていうのを、言葉じゃなくてもいいから、雰囲気で感じてもらって、
いろんな方法があって、どんな仕事でもそうだと思うけど、やっぱり自分で考えなきゃいけないこともたくさんあるじゃないですか。
楽しさを伝えながらも、どこかでそれぞれが考えていく力みたいなのを育てるには……どうしたらいいんだろうね?
一同;爆笑
熊:まあ、そういうことを教えられるような、スタジオであってほしい、ということですね。
a:なんだろうな〜。言い過ぎると他のイベントやレッスンの場を否定することになるので、あまり否定はしたくないんですけど。
例えばナンバーをだすってことは、そこに対してお金が発生してて、舞台に立つっていうことは舞台を借りるお金があって、舞台監督がいて、スタッフさんがいっぱいいて、とか照明さんがいて、とかそういうものがあるわけじゃないですか。
僕はWORKS以外の他のスタジオでナンバーっていうのをあまりやったことがないんですよ。他を知らないからなんとも言えないんですけど、僕は今までWORKSでやってきて、照明さんと僕の関係とか、スタッフさんとの関係とか、社長との関係とか、先生との関係とか、全部に対して、すごい愛があるなって思っちゃうんですよね。
だけど、誰でも参加できるようなところは、イベントに携わっているんだけど、支えてくれている人たちがいるからイベントが成り立ってるんだって感謝する気持ちが少ないのかなっていう風に思う部分があって、感謝をしていないというわけではないと思うんですけど。
例えば、WORKSの発表会だったらみんな挨拶するじゃないですか。
たぶんナンバーイベントってあんまりそういうのがなくて、ないというか僕がいたとしても先生だということをわかってないから、挨拶も少ない。そういう場がある中で、WORKSの発表会はみんなが挨拶してて、みんなが一つになるっていう環境は素晴らしいことだな、と思っています。
やっぱり発表会っていうのは、みんなが一つになって創り上げるっていうものだと思うから、私がでてるから成り立ってるんだ、とかそういうことじゃなくて、みんなで一つなんだよっていうような発表会をこれからもWORKSはやっていってほしいな、と思いますね。
例えば今回、熊さんが演出をやるから、作品をだすよって、もうここに絆みたいなものがあるじゃないですか。
熊さんがやりたい世界観はあるとは思うんですけど、絶対熊さんに恥をかかせないようなナンバーを作ろうと思うし、そういう風に自分のためじゃなくて、人のために動いている、自分が今ここにいるのは人がいるからっていうのが、理解できるような発表会がどんどん増えていったらいいな、というか、WORKSの発表会はそうであってほしいなとは思いますね。
熊:僕は札幌出身だから、札幌のスタジオで、レッスン生のときから通っていたスタジオでインストラクターになって、しばらく札幌で働いて、発表会もやっていました。
今もそうだと思うけど、札幌ってあんまりスタジオ同士の行き来をしていいっていう慣習がなくて、舞台を見に行ったりはするけども、生徒さんもあちこちスタジオいくっていうのはあんまりないんですよね。インストラクターも同じスタジオでしか教えないので。
で、WORKSはそんなことはないし、実際僕もそれを押し付けたいわけではないんだけど、似たような空気を感じて、僕は居やすいです。感覚として、どこでもいいぜー!というか、あちこちで教えるっていうのが僕の中では難しいから、僕はプレジャーガレージでしか教えてないんですよね。
そういう風なことで、できてくる繋がりっていうものは、僕もすごく大事に感じるし、そこで踊りが生まれていった方が文化になりやすいのかなって思いますね。
a:なんかこうやって、ぱってみてても(発表会のラインナップをみながら)、結構オムニバスになり兼ねない感じだけど、なんかWORKSは違う感じがするんだよなあ。
みんなが繋がってるような気がして、それをどんどん大切にしていって…
今、熊さんも言ったけど、結局僕もここでしか今は教えてないし、そういう人が増えるんじゃないかなって思います。っていうのは、いい意味でね。
WORKSを褒めるわけじゃないけど、居やすいのかもしれない。もちろんやってたら、ここはこうした方がいいんじゃないかなって思う部分もあるけど、それでも最後に選んでここにいるってことは、熊さんも選んでここにいるってことは、たぶんそういう居やすさがあるんだと思う。
WORKSと先生側の絆、じゃないけど、スタジオ側も思ってくれてて、こっちも思ってるから生まれるものが、たぶん、これから他の先生もどんどんでてくるのかなっていう。
最終的には、そういう先生が増えて、そういう文化になっていくんじゃないかなって、僕は思いますね。
他にもWORKSでしかやってない先生がいると思うので、そういう人たちを大切にしていった方がいいと思う。
そうすると、そこがすごい核になって、愛に溢れてて、その核を崩さないためにはどうしようかってことを考え始めると思うのね。要はスタッフじゃないんだけど、スタッフみたいなことを先生がやり始めるというか…。
そうなったら、たぶんダンサーにしかわからないこともあるし、スタジオ側にしかわからないこともあるし、そこのキャッチボールが出来始めて、下の子たちがもっと頑張らなきゃ、スタジオを大切にしなきゃって思うと思う。
レッスンに人が入ることは大事だけど、とりあえず人が入ればいいや、とか、人気がある人だけじゃなくて、やっぱり、本物をみつけて、若い子たちの中にいる原石をいち早く見つけて、囲うのではなくて、愛をもって繋げるっていう役目はDANCE WORKSにあるんじゃないかなって思うから、
そういうスタジオ・発表会がいいなって心から思う。
熊:たまたま、僕たち金曜日クラス入れ替わりなんだよね。僕がクラスをやってる間akihic☆彡くんの生徒さんたちが周りでみてたりして、終わったあとも、ちゃんと挨拶してくれて、そういうやりとりをしてたら、ある日3人くらい固まって、今日早くスタジオ来れたからって、僕のクラスまで受けてくれたの。
a:え〜〜!!
熊:そういうことってすごいなって思うし、先生同士がこういう風にお話できていた方が、若い子たちもそういう気分になれるからいいんじゃないかなって思う。
a:うん、すごくいいと思う。
熊:すごく嬉しかったですね。
a:繋がる…繋がっていく発表会!!
熊:いいですね、まとまりましたね(笑)
そのときだけ派手なことをやりたいわけではないからね。
◆これから発表会に参加を考えている生徒さんや普段レッスンを受けている生徒さんにメッセージをお願いします!
2人:ん〜難しい…
a:僕はとりあえず、さっきも言ったけど、本気だから、その本気についてこれなかったら元も子もないので。
夏を捨てる覚悟と1番になりたいっていう、そういう強い気持ちを持ってる人、自分が普段伝えてることをしっかり理解してもらえて、思いが強い子にきてもらいたいですね。
深夜練だし、集中力がある子に限られてきますね、ん〜だから…強い子!意思が強くて、折れない気持ちを持っている頑張れる子にきてもらいたい。
まあでも、スキルがないと無理なので(笑)、何回かレッスンきただけで出たいという人もいるし、発表会のためだけにレッスンくる人とかもいるんですけど、そういう人たちには、申し訳ないですけど、せめて1年以上は頑張って続けてみた方がいいと思いますって伝えてます。そこでどう変われるかっていう。
根性ある子ってすごい続けるので、そういう本気な子に参加してもらいたいです。
熊:僕もそうだね、承認制にしてるから、「あ、承認制なんだ」って思う人はもうその時点で1つふるいにかけられてるじゃない?(笑)
それでも言ってくるということと、自分がでたいという責任をもって伝えてほしいっていうことですね。誘われ待ちじゃなくて。
そうすると、まず自分が一個起こした行動に責任をとろうとしてくれると思うんだよね。僕は結構責任が大事だと思う。
どんな形でもいいから、自分が起こした行動に決着を付けて、責任をとって最後、発表会当日を迎えるっていう。まあでも、akihic☆彡くんと似た感じだよね、覚悟と強さとか…必要な気がする。
そうじゃなくて参加しちゃうと、たぶん参加費とか払ってもその人に何も残らない気がする。
まあ、お金のことばっかりいうわけじゃないけど、安いわけではないから、これで参加して自分に何も残らないっていうのは馬鹿馬鹿しいから、ちゃんと自分に残す努力はした方がいいとは思います。
◆最後にakihic☆彡さんから熊さんにバトンタッチのメッセージをお願いします。
a:バトンタッチ…?!(笑)
ん〜、一度尚さんも出演していた熊さんの公演を観に行かせて頂いて、熊さんの世界観とかああいうのを観てるのがすごい好きで、観ていて楽しくて、こういった人たちのものに携わりたいなっていう思いもありながら、なかなか機会がなくて、で、今回やっとできるので楽しみですね。
そして、そんな熊さんに頼りにしてもらえるような、いてくれてよかったって言ってもらえるような存在になりたいです。
自分は去年サプライぶをやったときに、そういう思いが強かったというか、1人でやってるわけではなく、皆さんがいるから自分も好き勝手出来てるっていう部分もあったし、助けてくれた皆さんに何か返してあげようって思いながらやってたので、そういう風に思ってもらえるような立場でいようと思っています!
熊:ありがとうございます!
a:もちろんできることは限られてますけど、まずナンバーは素晴らしいものを作れるように頑張りますし、
その他でも、自分にできるところは、やっていきたいとも思っています。
とにかく、この「すーはーひゅっ!とん!だ ダン ダンス」が最高のものになるように、自分も頑張ります!(笑)
◆では、熊谷拓明さんそれを受けていかがですか?
熊:前回の演出だったからということもあって、akihic☆彡くんとこうして話せていることも、
いろんなジャンルがあって、ジャンルに結構幅があるように思われる2人が話をできるっていうのは、やっぱり「踊る」とか「ダンス」があるからだと思うので、
僕は普段口にださないから、愛がないと思われやすいんだけど(笑)、僕はちゃんとダンスに対して愛があるっていうことを示せるような発表会にしたいな、と思ってます。
akihic☆彡くんが普段つくっている作品も僕は好きで、っていう綺麗事じゃないリスペクトが繋がっていく、みんなと一緒にできることをやっていきたいので、ぜひ、力を貸してください!
a:はい!なんなりと!!
熊:宜しくお願いします!
お2人とも、貴重なお話のお時間をありがとうございました!
今年の夏の発表会のチケットは近日発売開始です!!
一体どんな発表会になるのか、お楽しみに…!!!!